Wie immer!

ウィーンでの生活やオタクなことについて

演奏会でのマナー


ご無沙汰してました、こじかです!

昨日まで日本人の友人がウィーンに旅行に来て、私の家に泊まっていました。
そして一緒にMusikverein(楽友協会)へオーケストラを聴きに……

その日はWiener Mozart Orchestraという、観光客向けのオーケストラの演奏会でした。
団員は皆モーツァルトのコスプレをして、曲目もモーツァルト中心の、有名どころをピックアップしたものでした。

さすがに地元のような方はおらず、観光客ばかり。
観光客ばかりの演奏会であまりいい思い出のない私は、始まる前から内心嫌な意味でドキドキしてました…

そして演奏会…私のイライラは頂点マックス………さて今回のことを踏まえてここから演奏会でのマナーを………



まず第一に、

演奏中の撮影・録画は禁止されています!!!!!!


演奏中にパシャパシャパシャパシャ………

うるさい!!!!!


演奏会は基本的に、演奏を聴くための場ですよね???静かに演奏を楽しみたい方の迷惑になるとは思いませんか???
また、音楽を勉強しているものとして、演奏する側としても言わせてもらいますが、

写真取ってるやつぁ出てけ!!!!!!!!!!


って思いますよ本当に。
何故静かに聴けないのですか? 
演奏者にとって最大の冒涜です。
演奏の妨げになります、集中力が切れます。はっきり言って大大大迷惑です。

また曲の中には、「音楽的な休符」、いわゆる間(ま)というものがあります。
間も、たった四分休符の、さらにはたった八分休符の間でも、大事な音楽の一つなのです。それがきちんと生かされてこその音楽なのです。
ほんの一瞬の静寂、そこからまた始まる緊張感、呼吸さえもその曲の一部…。

なのに、そこでシャッター音が聴こえたらどう思いますか?
他の客からしても、演奏者の立場からしても、とても不愉快です。
演奏をきちんと聴けないなんて、教養がないのかなと同情すら覚えます。

録画もやめてください。
その時その時の演奏、音に集中してください。
子供のお遊戯会じゃないんですから。


そして出来るならば、

拍手は最後の音の余韻が終わるまでしないでください。


音楽は、最後の一音の、その余韻まできちんと考えて作られています。指揮者も演奏者もそこまで考えて、最後の一音まで心を込めて演奏しています。
我先にと拍手をするのはなんの意味もありません。拍手をすればいい、というものではありません。
最後の余韻まで聴いてもらえたら、演奏者側としてもとても気持ちのいいものです。

また

演奏中の席の移動はやめてください。


コンサートに遅れると、曲の途中では入れではもらえませんよね?他の客にも、演奏の妨げにもなりますから。
それと同じで、演奏中の席の移動は大変迷惑です。

演奏中のお喋りもやめてください。


もうここまで来ると、何故ダメなのかはわかりますよね。
大変気が散ります。



……と、ここまで言ったものの、やはりこれを全部観光客に守ってもらおうというのは大変難しいものです。

人種によって価値観が違いますし、あの大勢を全員取り締まるのは、なかなか出来ることではありません。
一部の方を注意しても、他の人だってやってるじゃないか!と言われるのが関の山……。

ですが、だからといって自分もやっていいということではありません。


今回初めて観光客向けのオーケストラを観に行ったわけですが、
きっと今回のオケの方々は、ああいう不愉快なお客さま相手にいつも演奏しているのだな、多分慣れてはいるんだろう、と思いましたが、
それでも撮影・録画は禁止されていますし、演奏者の中にはそういう客を思い切り睨んでいる方もいました。そりゃそうです、私も演奏中に同じことをされたら、カメラぶっ壊してやろうかと思うくらい不愉快に感じます。

ですがこのような光景は、なにも観光客向けの演奏会だけに限りません。
やはり音楽の都ウィーンですから、年がら年中観光客がいます。
どんな演奏会でも必ずいます。
こうやって悪い意味で目立ってしまうのは良くないですよね。
たった一人マナーを守らないだけで、観光客全体の品が下がります。


皆が楽しむため、他の方の迷惑、演奏者側の気持ちも考えて、気持ち良く演奏を聴くため、観光客といえどもきちんと考えてほしいものです。